フロントとリアの中庸
ここ半年以上、ライブではOPBを弾いていて、
アンサンブルでの低音の馴染み具合が気に入ってはいた。
たまたま海外Youtubeでプレベとジャズべの目隠しテストを聞いて、
音だけ聞くと、低音が太い=プレベと思っていた方が、
実はジャズべであったことを知り、自分の耳を疑った。
確かに、そう言われればジャズべの音だなあと再確認したが、
もしかしたら、低音が太いのはプレベ!というのは、
原点的、歴史的、構造的なものからくる先入観だったのかもしれない?
そう思い出して、自分の過去のライブ音を聞き直してみる。
全くベースを知らない奥さんに、プレベとジャズべでどっちが太い音?という
問いかけをした記事を読んで見ても、やはり太く感じるのはジャズべだったそうな。
ジャズべのリアピックアップによる低音の輪郭をはっきり出す効果なのだろうか。
コントロールノブにあるバランサーを少しフロント寄りにしてみると、
少し高音が丸くなって、とても太いジャズべの音がする。
半々にすると、輪郭はハッキリするが、少しブーミーさは抑えられ、
艶のある抜けのいい低音となる。
輪郭と抜けが、低音の太さ、届きの良さに影響しているのかもしれない。